簿記は本当に経理にとって必要な資格なのか？
そう思った人はいるのではなかろうか？ちなみに俺もその一人である。
そもそも簿記って何？なんのこと？っていう人もいるかもしれないから説明しておこうと思う。
簿記はいろいろ種類があるんだけれど一番メジャーなのは日商簿記検定なんだ。
履歴書とかで求められるのもだいたいこいつ。
現在実施されている簿記検定試験の中で最も規模が大きく、歴史も古いのが特徴。
ちなみに履歴書に書ける資格と言われているのは3級からになるんだけれども今は2級合格が一つの目安になっている。
そしてその上に1級があるんだけれども合格者には税理士試験の受験資格が付与される。
俺は現在3級を取得していて、2級に挑戦しようか考えてるところなんだけれど、去年から経理初心者として配属されたペーペーの俺が実際どこまで実務に役立ったのか解説したい。
結論：簿記3級の内容は結構役に立つ。
結論から言ってしまうと簿記3級の内容は普通に役立った。内容自体は基礎が中心なんだけど、簿記の考え方が身につくし、伝票や資金前渡金の考え方、決算処理においても普通に役立った。簿記凄い。
特に3級の内容は取り組みやすい内容が多く、受験者数も一番多い人気資格なんだ。
かつ基礎だからこそ重要な内容も多く、直接実務につながらなくても間接的に役立ったなと思うところは多かった。
例えば経理に配属されたら、まずは会計システムで日々の取引の伝票処理を最初にしたりするんだけど、借方、貸方や勘定科目を知っているだけで理解するスピードが全然違う。
経理業務についてからまだそんなに月日が経ってない俺がいうんだから間違いない。
まあ会社によって部署の仕事の内容、業務量、配置人数が違うから一概には言えないんだけど
主に経理業務の一覧を上げると
- 決算処理
- 税務申告
- 財務戦略
- 予算管理
- 経理システム管理
- 給与計算
- 資金管理
- 子会社管理
- 人事・総務的な業務（採用・契約管理・衛生管理等） …etc.という感じ
俺は1.3.4.5.9の業務を行っている。
業務は会社の規模によって結構変わってくるからこれから経理やりたいって人は参考程度にしてほしい。
転職においても
そんな経理業務のステップアップにとって簿記の資格は必須ともいえる。特に他のホワイトな経理部署に移りたいとか考えているんだったら2級までは取っておくといい。（一級あれば断然有利）
俺は現在転職する予定はないが、一つの逃げ道として簿記2級を取得しようかなと思っている。
ただ、勉強して気が付いたんだけど簿記2級の内容は3級の内容に比べるとかなり難易度が上がる。
なので独学で挫折しそうになった時はスクール等に通ってモチベーションを保つのもいいのかもしれない。